こころの旅

21.5㎝×19㎝・64頁
ISBN978-4-8393-5638-5
初版 1995/03/20

森麗子作品集。収録作品24点にはそれぞれ、作品にちなんだ詩を掲載し、互いが共鳴し独特の空気感が味わえます。詩に描かれた現実世界の情景が、ファブリック・ピクチャーではどう表現されているのか、表現者の眼を通して描かれる世界をより深く鑑賞できる１冊です。
巻末には、森先生の創作の様子を垣間みるような、糸，布、色に関するエッセイを収録。創作の課程での閃きや、糸との語らい。流れるような美しい文体でその魅力を伝えます。

1.はるの道
2.水辺の村々（D）
3.鳥ねむる頃
4.三日月
5.バスの旅で
6.ある秋の日に
7.夜が光っている
8.水辺の村々（C）
9.朝が
10.日暮れて（B）
11.古都の月
12.思い出の中の村（C）
13.南の島で
14.冬眠る
15.秋の中の村
16.落葉を拾う　又一枚
17.付きの大きな夜
18.古い家（A）
19.青い月夜
20.並木道
21.緑野
22.やわらかい緑の中で
23.あの家は・・・
24.時はゆるやかに（C）

エッセイ
糸と遊ぶ　布と遊ぶ
糸を楽しむ　色を楽しむ


国際的に高い評価を得ているニードル・アーチスト：森麗子のファブリック・ピクチャー（布と糸を使った絵画作品）作品集。森麗子：お茶の水女子大卒。文化服装学院で創作手芸を指導。現在は森麗子ガブロム工房を主催。ニードル・アーチストとして新しい形のファブリック・ピクチャーを開拓する。絵画詩の分野に加え、染め・刺し・織り・アップリケなどさまざまなテクニックを感覚的に、自由自在にミックスして作品を作り、発表、指導している。その作品および著書は海を渡り国際的作家として高い評価をえている。