2016/03/04 20:53

少し、更新が滞ってしまいました。

先週の話になってしまいますが、2月27日に森麗子先生にお会いして参りました。

おかげんもよさそうで、会話の間もずっとニコニコ。
会話の中で、森先生のお誕生日が3月6日ということがわかり、
ちょっと早いですが、「お誕生日おめでとうございます!」とお祝いさせていただきました。

手元にある先生のプロフィールにも生年月日もなかったため、恥ずかしながら存知あげずにおりました。
女性ですから、あまり年齢のことをおたずねするのも気が引けて・・・。

大正10年(1921年)のお生まれですので、今度のお誕生日に95歳をお迎えになります。
子供のころ、通学で利用していた渋谷駅で「(生きている)忠犬ハチ公」にあった事もある先生。
ハチ公にごはんを分けてあげた思い出もあるそうです。

私がアトリエにおジャマするようになったころ、
おとなしい大型犬がいたのを思い出します。
先生は犬派なのかな?と思っておりましたら、実は猫を多頭飼いなさっていたとのこと。
私がうかがった最初の頃も、猫と犬、同時に飼っていらしたそうです。
猫は警戒心が強いのか私は会えずじまい・・・。

「猫は糸とかで遊んで大変だったんじゃないですか?」とおたずねしたところ、
それなりにやはりおイタもしたそうです(笑)

「よく大きな織り機の縦糸をわたしている部分に猫がどかっと乗ってました」とのこと。
多分この織り機でしょうか?

こちらの写真は、かつて出版された「糸の絵(絶版)」のパンフレットに掲載されていたもの。

もちろん、お若い頃の森先生です。
多分、この写真にあるように織り機にわたしている縦糸をハンモック替わりにして猫がくつろいでいたんでしょうね(笑)

「先生はそういうとき怒るんですか?」とたずねると、
長年助手として先生のおそばにいらした浦野先生が、
「まあ、怒りはしませんけど、そのつど猫をおろしてましたよ(笑)」と教えて下さいました。

お話をうかがいながら、織り機の音をBGMに猫達が丸くなってお昼寝している、
そんなゆったりとした情景を想像する私でした。